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おもしろい絵をみつけました。もしかしたらどれかに当てはまる方はいませんか?
残念ながら当てはまってしまった方は、是非、解説を読んでみてください。

■肥満症に用いられる漢方です。

1. 食積(脂肪肥り) →  防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
2. 痰飲(水肥り)  →  防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
3. 気滞(肉肥り)  →  大柴胡湯(だいさいことう)
4. 淤血(赤肥り)  →  桃核承気揚(とうかくじょうきとう)、通導散(つうどうさん)

■疾患の概念

肥満とは体脂肪が過剰に蓄穣した状態です。

肥満症は単純性肥満と症候性肥満とに分類される。

肥満の大部分(90%以上)は体質的要因や生活習慣、特に食生活の在り方に原因がある単純性肥満で、残りのごく一部が内分泌異常、代謝異常、或は薬物などに起因する症候性肥満である。単純性肥満は加齢と共に増加進行する傾向があります。

漢方治療の対象となるのは主に単純性肥満である。適切な食餌療法と運動療法に漢方治療を組み合わせると治療効果が一層高まります。

■処方の運用

1.食積肥満(脂肪肥り)
日頃から美食過食による栄養過多に加えて、運動不足などがあって肥満するもので、飽食の時代といわれる現代にあっては最も多いタイプである。

2.痰飲肥満(水肥り)
肥満しているが体質的には虚証である。牌気虚(消化機能減弱)があるため、水飲が停滞し、水腫(全身的浮腫傾向)を呈するもので、臨床的には色白でプクブクと肥り、多飲多汗し、すぐ疲労し息切れを訴えるタイプの肥満である。

3.気滞肥満(肉肥り)
活動的で食欲旺盛筋肉質の肥満者にみられる。このタイプの者は精神的ストレスや不快な事があると肝気鬱結を生じ易く、イライラ、易怒、のぼせ、口が苦い、或は眼の充血などを起こす。肝気が胃に横逆すると、脾胃の機能を乱し、時に胃酸過多どなり、食欲を異常に克進させ、その結果さらに肥満を生じることがある。このタイプの肥満者は高血圧症や脂肪性肝障害、糖尿病等を併発し易い。

4.淤血肥満(赤肥り)
更年期になって急に肥り出す女性などに多いタイプである。淤血がある人は血が顔に上って充血するので顔色は暗赤色を帯び、舌や口唇の粘膜は暗紫色、皮膚や粘膜に血絡(静脈怒張)や細絡(毛細血管拡張)、サメ肌があり、また冷えのぼせなどの自律神経症状を伴い下腹部の膨満、抵抗、庄痛がある。また体のあちこちにしびれや痛みを訴えることが多い。